「私はこう思う」と自分の範囲で答えれば大丈夫です。日本全体を代表する必要も、知らないことに即答する必要もありません。自分の考えと、確かめないと分からないことを分けると、無理なく会話を続けられます。
海外の友達と話していて、急に「日本人はみんなそうなの?」と聞かれる。さっきまで好きなパンの話だったのに、いつの間にか国の広報担当。そんな役目まで引き受けなくて大丈夫です。
日本と世界各国出身のメンバーがいるLangmateチームは、旅や世界各地の友達とのつながりを大切にしています。文化の話も、その人自身を知る入口にしたい。私たちの国際交流アプリLangmateでも、相手の国だけでなく、相手がどう感じているかに目を向けてみてください。
まず「私の場合は」を添える
自分の好みを話すなら、大きな主語を小さくしてみましょう。以下は説明用の会話例です。
相手:“Do Japanese people prefer quiet cafés?”
「日本人は静かなカフェのほうが好きなの?」
自分:“I do, but I can’t speak for everyone. What kind of cafés do you like?”
「私は好きだけど、みんなのことは分からないな。あなたはどんなカフェが好き?」
これなら質問を拒まず、自分の話として答えられます。“For me, …”(私の場合は…)も使いやすい出だしです。立派な文化解説をしなくても、窓際で本を読むのが好き、といった小さな好みで十分。
身近な例と、日本全体の話を分ける
「周りでは見かける」と「日本では普通」は別です。自分が実際に知っている範囲を言葉にしましょう。
たとえば、本当に友達の間でよくあることなら、“That’s common among my friends, but I don’t know how common it is elsewhere.”(私の友達の間ではよくあるけど、ほかではどのくらい一般的か分からないな)。
家族、職場、地域でも答えは変わります。話を面白くするために「全員そう」と広げなくて大丈夫です。日本人の言動で驚かれることを扱った記事も、会話のきっかけとして読み、自分や目の前の相手にすべて当てはめないようにしましょう。
知らないことは、二人で確かめる話にする
制度や統計など、好みでは答えられない質問もあります。その場でそれらしい理由を作るより、分からない範囲を伝えるほうが誠実です。
“I’m not sure about that. Let’s check an official source.”
「それはよく分からないな。公式の情報を確認してみよう。」
調べる時間がなければ、今は分からない、と言うだけでも大丈夫。「あとで絶対調べる」と宿題まで背負う必要はありません。英語が出てこないときは、“I know what I mean, but I need a moment to explain it.”(言いたいことはあるけど、説明するのに少し時間がほしい)と、考える時間をもらえます。
答えたくない質問には、話題を変える一言を
質問の内容がつらい、決めつけが続く。そんなときは、笑って受け流し続けなくても構いません。
“I’d rather not discuss that. Can we talk about something else?”
「その話はあまりしたくないな。別の話をしてもいい?」
理由を細かく説明する義務はありません。相手から同じように言われたときも、説得せず話題を変えましょう。文化への好奇心と、答えない自由は両立できます。
次の一言は「あなたはどう?」
今日使うなら、“For me, …”に自分の本当の好みを一つ足してみてください。そして、“How about you?”と相手にも聞いてみる。
Langmateで新しい友達と話すときも、「その国の正解」を聞くより、「あなたはどちらが好き?」と尋ねるほうが、その人の話を聞けます。国の説明を完成させるより、二人がお互いを少し知れたら、それでいいのです。

